前回のまとめと感想は、コチラの記事で確認できます。
という事で、今回の本編のライブ動画はこちらです。
今回のタイトルに「ペンターブシステム本格展開!」とありました。
また、「変換人の思考に触れる」や、「仕組み」との文言が見えましたので、今回の内容は構造的な理解が深まりそうな予感がしますね。
前回までの復習
本編はいつも通り、これまでの復習から始まりました。ヌースクールでは、我々の暮らす時空の世界は「オモテ3次元」でありながら実は「残像側」になっていると言います。
一方の「ウラ3次元」ですが、こちら側が「光源の世界」で作り出す側のイメージです。
上記の残像や光源などの言葉は、新しい洞窟の比喩のイメージとして捉えるのが良いみたいですね。
また、人間はオモテ3次元の世界が顕在化しており、ウラである光源の世界が埋もれて潜在化しているとの事。
このように、今は潜在化している潜象(せんしょう)世界について、人間の認識に上げる事が、ヌーソロジーで言う「顕在化」にあたります。
人間は潜在化と顕在化している世界がひっくり返っており、まるで夢側の世界を起きている世界だと認識しているようなイメージなんですね。
またヌースクールで言う「光源」の世界は、noosな暮らしのチャンネルに出て来る「大元の仕組み」の世界として見る事が出来ます。
つまり、たった一つのモノである大元の仕組みの側のモノも、大元の仕組から照らされた影側の世界では、照らされたその角度によって様々なモノの見えが生まれている…と言えます。
また、大元の仕組みを人間世界に見ようとすると、人間の世界ではマクロな領域の「素粒子として見えている」のだそうです。
という事は、時空の世界では目に見えない程のミクロの世界が、光源側の送り出す側の世界になっているとしたら…?
そうです。
私達が光源の世界を見る為に必要な事は、空間の反転イメージを描ける事に繋がります。
これがリンゴ反転ワークに通じているのですね。
(サイト主がリンゴ反転について、あれやこれやと悩んだ挙句、漫画になったものを公開していますので、こちらも息抜き程度にお楽しみいただければ幸いです)
(反転その1~反転その6までがその漫画です)
続けて「直達正観図」の説明から、4次元は「目の前」の「見える世界」であり、見えない後ろの世界が残像側の世界になっているとの事。
ここで日常を振り返ってみると、私達は「前の空間」と「後ろの空間」が、全く性質の異なる別の空間になっている認識を持っていません。
先ほどご紹介した漫画に取り上げましたが、「後ろの世界は、絶対に見る事が出来ない世界になっている」という事が、私達の認識においてすっかり欠落しています。
また、この事(後ろは見えない空間になっている)について考えてみると、前は見える世界ですから、これは私の主観と言えます。
という事は、私から見えない後ろの世界が、他者が見ていると思われる世界になっている事が見えて来ます。
主観と客観は、実は方向の違う空間である…と言う事ですね。
これはサイト主の体感的なお話になりますが、このような二つの空間の違いや性質をしっかりと理解しておくと、色々と浮かんでくる心の置き所が見つかり、割り切って前向きに生きやすいような気がします。
例えば日常生活において、今の自分が感じている気持ちや考えている事が、主観ベースになっているのか、客観ベースになっているのかが見えてきます。
言い換えると、意見の食い違いがあっても、相手には相手の見えている世界での言い分があって、それはごく普通の当たり前の事で、私には見る事が出来ない世界が見えているのだとしたら…?。
と、このような感覚をお互いに持つ事が出来たら、世の中がもっと暮らしやすくなりそうな気がしますが、いかがですかね?楽観的すぎますかね?(笑)
位置の等化は変換人の意識次元
さて、いよいよ観察子のお話になってきました。垂質は次元観察子のΨ5とΨ6で表現されます。
そしてΨ5は自己が形成されている空間領域との事。
また、「Ψ5は位置の等化によって顕在化を起こし、人間の内面と外面を結合します」とありますので、垂子次元の客観(Ψ4)と主観(Ψ3)の結合を起こすのがΨ5になっているようですね。
ところが人間は中和側の認識が先手になって、等化側が見えません。
なので結合した「前と後ろ」や「主観と客観」の違いが曖昧なまま、後ろの世界の中に前があると思っていて、客観世界(Ψ4)の中に主観(Ψ3)があると思っているのです。
ここから、自己(Ψ5)も、他者の世界(Ψ6)の中にあると思い込んでいると言えます。
ここで自己である本当の前や主観を取り戻す方法として、統心さんが説明として出されたのが、善と悪の世界でした。
人間の意識進化を善だとすると、前の世界が善で、後ろの世界が悪として置く事が出来ます。
そして善悪を超えた世界を見出すのが人間の次元を超える世界になっている…と。
ここで善悪の概念が出て来るとは思いませんでしたが、なるほど、対極が入れ替えても成立するのが等化のイメージですから、このような表現も可能なんですね。
ペンターブシステム
さて、ここで等化とは何か?のイメージを掴むために「ペンターブシステム」のお話に入りました。(ペンターブシステムは、ゆるぬーの動画に上げていますので、ちらも参考になれば幸いです)
ここでヌースクールで説明された文章を書き出してみます。
1:負荷
システムを動かすための最初の力と方向
2:反映
負荷の反作用として生まれる力と方向
3:等化
負荷と反映を結合していく力と方向
4:中和
負荷と反映を二元化する力と方向
5:進化
新たなる負荷が生まれる
システムを動かすための最初の力と方向
2:反映
負荷の反作用として生まれる力と方向
3:等化
負荷と反映を結合していく力と方向
4:中和
負荷と反映を二元化する力と方向
5:進化
新たなる負荷が生まれる
さて。
先ほどの善悪を超える概念として出てくるのは、弁証法的な、正と反を一致させる「合」の概念です。
ところが、ヌーソロジーのペンターブシステムでは、合になったものを4の中和の時点でもう一度二元化させるイメージになっています。
中和の真意が分かりにくいのですが、せっかく等化したものを台無しにするような感じがします。
ここで統心さんは、弁証法の正と反と合は時間の流れが一定的で、ペンターブシステムは、まるで回転しているようなイメージになっているおっしゃいました。
なるほど、台無しにするイメージは、まるで時間を遡ってもう一度やり直しになっているようなイメージです。
ここでサイト主が思い浮かべたのが、弁証法的な正と反による合は、白と黒を合致したグレーでした。
一方のペンターブシステムでは、白と黒から生まれたのは、白でもあり黒でもある世界を作り上げる中心点と、白でも黒でもある世界の中に生まれた白と黒を分離する為の中点としてのグレー…。
とまぁ、グレーは白と黒を混ぜた色でもあるので、中点としてのグレーはごちゃ混ぜのイメージにも通じますが、これはサイト主のイメージなので、皆さんも色々と考えてみて下さいね。
さて、ここから負荷、反映、等化、中和の解説に入りました。
負荷と反映は、直線状の反対側に位置し、それぞれが反対の方向を向いています。
この状態の事を「対化」と言い、この時の対化になっている対立を、回転のイメージで等化するのが精神の働きになっているそうです。
そして中和は、等化の逆向きの回転により、等化されたものを再び対立させるようなイメージです。
(動きを可視化した動画を上げていますので、こちらも参考になれば幸いです)
上記の動画を見ると、中和の働きは、せっかく出来たものを逆向きに相殺するような形で、まるで退化させるようなイメージになっています。
ところが、中和が起こる事により、「等化と中和としての対化」が出来たと言えますので、ここから新たな等化(次の等化)を生み出す事が出来るので、進化には必ず中和が必要だと言えます。
さて。
等化は回転で、中和は逆回転のイメージになりますが、この逆回転によって何が起きているのでしょうか。
という事で、ここから更に細かな説明に入りました。
ヌースクールの中では、回転と反復が横並びになった動画が流れたかと思います。
等化は回転で回転軸と中心点が生まれますが、説明の動画は、この回転軸を真上から見た状態だったかと思います。
つまり、コマ回しを真上から見たイメージですね。
ヌーソロジーでは、等化側が精神になっていますので、等化は、対化としての双方向(の力)の観察が可能な位置から、その関係性を回転(入れ替える事が出来る)として見る事が出来る位置や状態だと言えます。
一方の反復側は、その回転を反復として見えている位置にあるとなると、等化の位置(回転軸の真上)から回転の状態を見るというより、回転の円上から、回転が起こす運動を、上下や左右の反復として見えている状態になっています。
(コマ回しのイメージで言うと、コマの真横からコマ見ており、コマ側面の回転面が流れているように見える感じです)
という事は、中和は等化としての回転運動自体は見えず、回転そのものが上下や左右などの反復にしか見えない…と言えます。
このような反復に見える状態が中和で、等化側である精神の対化なのだとすると、精神を逆に真似ると、全く違う形に見えてしまうと言えちゃいます。
(う~ん…なんだか精神と物質の関係性が見えてきたような…?)
続けて、統心さんは「等化はメビウス(の帯)」だとおっしゃいます。
メビウスの帯は、オモテとウラを捩じった輪の事です。
もしもメビウスの帯の上を歩くとなると、2回転(360×2周で720度)の、その道中は、オモテ側を歩いていたり、ウラ側を歩いていたり、オモテもウラも分かれているのに、まるでどちらがオモテでもウラ側でも全く問題が無い状態だと言えます。
捩じりのないただの輪は、いつまでもオモテとウラが交わらず、その輪の上を歩いてもいつまでもオモテはオモテのままで、ウラは対立している状態です。
ですがメビウスの帯は、捩じりを加える事により、オモテとウラがひっくり返る位置が出来るので、両面が対立しながらも、その対立自体にオモテやウラとしての意味が持てないとも言えます。
等化と中和の違いをまとめるとこのような感じです。
等化は精神
・回転運動
・二元性の結合
・同一性の解体
・非局所的
中和は付帯質(物質)
・反復運動
・二元性の分離
・同一性の根拠
・局所的
・回転運動
・二元性の結合
・同一性の解体
・非局所的
中和は付帯質(物質)
・反復運動
・二元性の分離
・同一性の根拠
・局所的
続けて、ペンターブシステムの時間の話になりました。
負荷や反映にタイムラグは無いとの事でしたが、等化や中和はどのようなイメージでしょうか。
統心さんがおっしゃるには、負荷と反映は「同時」で、等化は「即時」だそうです。つまりここまでは一瞬の出来事です。
そして中和は負荷、反映、等化までの「結果」として生じるので、ここでタイムラグが生じます。
人間は中和側の存在であると言われていますが、そうなると、人間世界に見られる対立構造は等化の反作用であり、等化までの流れが対立として見えている…と言えます。
このような構造上の仕組みが見えてくると、対立が争いに見えるのは、あくまで人間的な見方であり、人間とは違う(変換人かな?)の意識では、対立が対立(対化)のまま、調和が取れているように見える…と言えますね。
という事で、目指せ変換人という事で、私達の認識に等化側であるΨ3を上げる事が、Ψ5の顕在化(ペンターブシステムで言う3(等化)→4(中和)→5(進化)の流れ)に繋がると言えます。
Ψ5は、自己の世界で、Ψ6は他者の世界でしたから、真の自己を見出すには、前の世界であるΨ3が主観である事を見出す必要がある…とも言えますね。
そして時間に話を戻すと、負荷、反映、等化までが同時で即時の世界でしたので、負荷がΨ1で、反映がΨ2だとすると、等化がΨ3で、ここまでがタイムラグの無い時間の世界です。
そして中和がタイムラグの無い時間の後に生じる反作用なので、時間の無い世界の後に生まれたのが時間のある時空の世界です。
言い換えると、ビックバンが起こるまでの虚時間的な宇宙がΨ1~Ψ3で、Ψ4がビックバン以降の時空的な宇宙のイメージになります。
何とも変な感じになりますが、Ψ1、Ψ2の空間の拡大や縮小、それに伴う時間的な概念は、ビックバンが起こる以前に既にセットされているようなイメージになりますね。
私達の常識や科学では、創生としてビックバンが起こり、そこから宇宙が生まれ、空間がどんどん広がるに伴う所に時間を見ていますが、それも全て中和側の「精神の力の後で起きた出来事」になっちゃいますね。
人間の描く時空の世界は、見えない回転を反復に見るようなもので、大元の仕組みが映し出す様々な影模様である…。
どうでしょう。ヌーソロジーの描く宇宙観の片鱗が垣間見えた気がしますね。
続けて、難解な反転に通じるお話になってきました。
「負荷までが同時に起きているとしたら?」…から始まり、見ると見られるの関係性の話になりました。
ここで、1の負荷を見る側だとすると、2の反映は見られる側であり、3はその場(関係性を見る)であり、背景としての「わたし」になっていると統心さんはおっしゃいます。
リンゴと、リンゴをみている私、その関係性も全て「わたし」である。…と、このようなイメージで良いでしょうか?
まとめ
と言う事で、今回のまとめです。①ペンターブシステムは常に対化を促す、回転的で進化的な構造になっている。
②中和は等化の反作用であり、等化を相殺するような形であるが、中和は等化の対化であり、進化には必要である。
③等化は精神の働きで回転のイメージになっており、その反作用である中和は回転が反復に見えるイメージである。
④中和の二元性の分離は、対立では無く、対が調和している対化の形である。
今回の内容も濃厚でしたが、等化や中和のイメージがかなり掴めたのではないでしょうか。
個人的に大切だと感じたのは、「中和は進化には必要な力の反作用で、大元の仕組みの映し出す様々な影模様であり、それは回転が反復運動に見えるようなもの…」でしょうか。
オコツトの言う、恐竜が生物として存在したことはないといった話も、急にリアルさを増すような回となりましたね。
*こちらの記事の参考になれば幸いです。
(天海ヒロさんの動画もご紹介していますので、日常生活における等化イメージを掴む事が出来るかと思います)
また、サイト主が朝ごはん中に「絶対無」についてぼんやりと感じた事をラジオとして公開していますので、こちらも良ければお聞きください。
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