その心の空間を一つの「たま」のように見るための作業がキットカット実験です。"見られる"ことによって、自分の周囲に広がっているように感じていた外の空間を、自分の内側へと反転させて、自らの心の「たま」へと変えるのです。キットカットを中心にその周囲で回っている空間が、その「たま」です。 pic.twitter.com/cqiajm6f6I
— 半田広宣 (@kohsen) July 20, 2022
半田さんのポストにある動画ですね。
さて。
この「キットカット実験」は、どのような動きをしているように見えましたか?
「観測者を中心にして、キットカット缶が観測者の周りぐるりと回転」している…と思った方!
正解です。恐らく普通の感覚がコチラなのかと思います。これを①とします。
ところがキットカット実験の動画をずっと見ていると、もう一つの動きが見えてきます。
それが「キットカット缶を中心にして、観測者が缶の周りをぐるりと回転している」ように見える…です。これを②とします。
この実験の動きとは異なるもう一つの回転(②)を思い浮かべる事が、『自分の周囲に広がっているように感じていた外の空間を、自分の内側へと反転させて、自らの心の「たま」へと変えるのです。』の事ですね。
そこで気が付くのは、普段の感覚である「身体の外に空間が広がっている」としている感覚①と、私の回転によって内側へ閉じ込めた空間②の見え方も、実はどちらも同じような見え方になっている事です。ビックリ!今までこんな事、一切気にしなかったぞ!なんてこったいな話です。
という事で、このように普段の生活の中で感じている、外に広がっている空間①と、反転した内部に閉じたような空間②が、一体どういう仕組みでこんな話になっているのか?を補足的な感じで動画にしてみました。
外に広がっている空間認識①は、動画内の最初の動きです。
これはキットカット実験の「本来」の観測者の動き。
続いての内側に閉じたような空間認識②が、動画内の2番目の動きで、反転した空間が現れる時の観測者の想定される動きになっています。
「キットカット~」の文字の変化は、缶の見えが変わる(回転)だと置きかえてご覧下さい。
2番目の動き(空間認識②の時)の文字に注目すると、①の時(中心から外部を見た時)の文字の変化が、視線の先の中央の位置で1つに集まっているように見えます。
そして本当にそうなっているかを、キットカット実験(半田さんのポストの動画)で改めて見てみましょう。
言われると、確かにキットカット缶の周りをまわっているように見えます。
そして本来の動きは、自分の周囲を回転しているキットカット缶を視線で追いかけているのですが、見えの中のキットカット缶のみに注目すると、視界の中ではキットカット缶の位置が固定されていて、それ自体が回転しているようにも見えるし、そうなるとキットカット缶の回転を支えているのが観測者の視線と言えます。(キットカット缶の内部の3次元空間を貫くようになっています)
そしてこのような視線の位置は四次元ですから、観測者の位置は三次元空間からは無限遠点になっています。
こうなるとキットカット缶やその周囲の空間、そしてキットカット缶の背景の回転すらも、視線は支えている…と言って良いのかな?と思っちゃいますね。
まだ色々と見えてくるものはあると思いますが、最新のサロン動画で解説されていますので、気になる人はご覧ください。
因みにですが、当サイト内にも「動画から考える」のページを作りましたので、よければこちらもよろしくお願いします。
コメントを投稿
別ページに移動します