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ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#3「物の見え方と感じ方」

2024/05/14
ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#3「物の見え方と感じ方」
ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#3「物の見え方と感じ方」


前回の漫画の記事に書きましたが、ヌーソロジーでは「奥行き」を見つけるのが一番大変です。


上記の記事内では「0距離の奥行き」と書きましたかね?

空間的な奥行きのZ軸(縦横がXY軸の場合のZ軸)とは異なる「0距離の奥行き」…。
これを思考するのに、自分の見えている物の「見え」自体を疑うのも良いかも知れません。

まず幅に見えている奥行は、物の手前とか、向こうに人が立っている…と言った際に使う奥行です。

それとは別の「奥行き」があるとしたら?
例えばサイコロを真っすぐに1つの面だけを見える状態にしましょう。
この時のサイコロの見えは、上下の面や側面は見えないものとします。

さて、このサイコロを見た時に感じる厚みとは一体なにでしょうか?
この事を考えると、サイコロの正面以外は見えないけれど、上下左右にも面があるとか、厚みがあると知っているだけだ…と言えばその通りです。
だからサイコロの1面だけを見たとしても、サイコロが薄っぺらい平面の物体だとは感じません。

つまり人間は実際に見えた像と、奥行の幅があると感じているもの(認識しているもの)は、連動していると言いますか、視覚の他の何かがくっ付いたもの.…と言って良さそうです。

それと今回の漫画のように、自分から見えた風景を写真に収めた場合、写真は画像だったり紙だったりするので平面の像になりますが、写真の中に、遠いや近いなどの距離を感じる事が出来ます。

つまり写真のようにぺしゃんこになった像の中に、奥行があると感じている(感じさせている)ものの正体とは一体、何なのか?
そして前回の記事に書いた、ただの目の前にある視線とか、消失点の距離を掴む事が出来ない「奥行き」…。

まずはこんな感じで「見る事」に意識を向けたり考えたりすると、「見え」と「感じる」の違いが見つかるかも知れませんね。