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ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#14「ヘキサチューブルの思形と感性」

2024/05/14
ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#14「ヘキサチューブルの思形と感性」
ヌーソロジー漫画 ゆるっとぬーそろじー#14「ヘキサチューブルの思形と感性」

今回もヌーソロジーの思考装置「ヘキサチューブル」のお話です。

ヘキサチューブルは、今まで人間が見た事も入った事も無い4次元空間や4次元性を考える時の必須アイテムです。

そして4次元を考える時は、ヘキサチューブルの内部を3次元の空間として、3次元空間の観測者の位置をヘキサチューブルの頂点として考えます。

観測者の3次元空間を見る視線の向きは、頂点から立体対角線の方向で、そこから観測者はヘキサチューブル内をの3次元空間を見渡す…そんなイメージです。

因みに観測者の位置であるヘキサチューブルの頂点は、内部の3次元空間がどんなに広がっても到達しない無限遠点の位置にもなっています。

そして私達もヘキサチューブルの観測者と同じように、3次元空間を見ているのだとしたら、私達が物(3次元空間としての物体)を見ているのは4次元上にあるのだ…と言えます。
まぁそんな感じです。

この辺りの詳しいお話はヘキサチューブルの漫画シリーズでご覧いただけたら…と思います。


この段階のヘキサチューブルで表すのは、3次元空間や3次元物質を見る状態のモデルだと思うのですが、ヌーソロジーでは次々と次元の階層が重なっていくので、もっと色々な事を考える事も可能だと思います。

とりあえず今回はこの3次元空間を見る段階までで、漫画の中の「思形空間」や「感性空間」にあたる所が、人間が物を見ている状態だとか、普段の人間の感覚の次元と言う感じがします。

つまりこの状態のヘキサチューブルは、3次元空間の中で色々な物を見た時の、知覚や言葉の現れを表現した空間モデルになっているのです。

またヌーソロジーでは空間に表と裏があると考えます。これは平面の紙の表と裏があるように、空間もそうなっていると考えるようです。

そして紙と同じで、人間が見える空間を「外面(がいめん)」と呼び、これは人間が見えている世界で知覚の世界。つまり人間が物を見る方向は人間の外面に当たります。
それとは逆の方向が内面で、人間が見られる意識の方向性や、自分にとっての他者の視線が人間の内面となります。


ざっくり言うと外面は自分から見える視線の向きや知覚の方向の、自分から物へ向かって進む先の空間で、これが「奥行き」とか「持続」と呼ばれる4次元の空間です。

漫画#14「ヘキサチューブルの思形と感性」

そして物から自分へ向かう空間が人間の内面にあたり、見られている方向としての4次元の空間は、3次元空間+過去から現在へ向かう時間の、3次元時空となっている…。
そのように考える訳です。

ヘキサチューブルの凄い所は、紙に裏表があるように、私達の認識する3次元にも表と裏がある事が客観的に可視化出来るところですね。

そして漫画内にあるように、立体対角線を時間の軸だと考えると、観測者の方へ向かってくる時間が+(プラス)の時間でこれが3次元時空の時間。
反対側の持続の時間は-(マイナス)とみなす事が出来ます。

こんな感じで4次元性を一つ一つ紐解いて行くと、徐々に空間認識が見えて来そうですね。
そしてヘキサチューブルは見れば見るほど、色々な事が見えて来るので実に興味深いものです。

といっても、4次元は全く新しい空間認識です。
正誤は問わずに色々と妄想から興味を広げていくのが楽しくて良いのかなぁとも思います。